開発、進行中です。

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アプリ開発を委託している,表参道に開発室を構える株式会社GOGAにて。
いよいよ開発はじまりました。

みなさまからのご意見はしっかり届いています。
まずは基本的な機能からiOSアプリに落とし込んでいきます。
ご期待ください!

車いすで外出する時、最も困ることは?

車いすで外出するうえで、最も困ることを、重要なものから10個教えてください。
10項目すべて埋まらなくても大丈夫です。

みんなでつくるバリアフリーマップをより良い機能にしていくために、皆様のご意見をお寄せください!

期日は10月8日木曜日です。

「車いすで外出するとき、最も困ることは?」
http://goo.gl/forms/yCovkxiGfW
* 本アンケートは,Googleフォームを利用しています

ご協力よろしくお願いいたします。

b-freeプロジェクト代表: 織田友理子

研究発表も行っています

はこだて未来大学で行われている ヒューマンインタフェースシンポジウム2015 に来ております。
昨日は、対話発表にて本プロジェクトの説明を行い、プロジェクト自体のお知らせ、ディスカッションや共同研究者の募集を行いました。

プロジェクトでは、実用的なアプリの開発を中心として、先進的な機能なども研究していく予定です。
そのため、学会や研究会などにもエントリーしていく予定です。

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アプリ開発の公募期間終了

アプリ開発の公募期間は無事に終了しました。募集中には多くのシェアやいいね!をどうもありがとうございました\(^o^)/

お陰様で、ただいまCTOの伊藤先生を中心に業者さん選定を進めております。また、今日は本プロジェクトに強い関心を寄せて下さっている企業さんとも打ち合わせさせて頂きました☆彡

(伊藤先生以外はSkypeにて参加でしたが)メールよりもお会いできるとまた一歩踏み込んだお話ができるためとても参考になりますね(*’▽’)

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(緊急アンケート)車いすユーザーの携帯電話の種類は?

いつもみなさまにはお願いばかりですみません。
またお聞きしたいことがあります。

アプリ開発を進める上で、
車いすユーザーのみなさんの携帯電話の種類について教えてください。
是非、お知り合いの車いすユーザーにも拡めて下さい。
よろしくお願い致します。

車いすユーザーの携帯電話の種類について
http://goo.gl/forms/6Cz5owVS63

b-Freeアプリの利用シーン No.4

[車いすユーザーが外出先で役にたった時の例]

Dさんは自走式スポーツタイプの車いすユーザーだ.車いすバスケも得意である.しかし,10センチを超える段差や未舗装の道を通るのは少々覚悟が必要.以前,調子に乗って越えようとした段差で転倒してしまったことがあったし,未舗装の道では前の日に降った雨の影響からか,土がぬかるんでタイヤがスタックしてしまい,抜けられなくなって大変な目にあった.もちろん,泥だらけ.

事前に通る予定の道を調査すれば無用なリスクは避けられるけど,気ままな外出が何より大好きなDさんである.外出時は気が向いた方に車いすを走らせるのが一番の醍醐味だと考えている.どこに行っても,ほとんどの道は車いすで通行できるはずだが,初めての道では実際は行ってみないと分からないことも多いし思わぬ事故にもつながる.だから,最近では専用アプリでこの先の道について,他の車いすユーザーの走行履歴があるかどうかは一応調べる.その道の周辺には多数の車いす走行の履歴があるにもかかわらず,特定の経路だけ走行履歴が残されていないのはキケンのサインだ!怖いもの見たさで行くのはいいが,間違いなくその先には進めないだろう.迂回するのが正解である.

Dさんは外出時には,専用アプリをバックグラウンドで立ち上げて必ず走行履歴を残している.これまで,50km以上の走行履歴を残してきた.自分の通った道を,すべての車いすユーザーが通行できるとは思わないが,少なくとも同じタイプ車いすなら通行できる可能性は高いだろう.専用アプリには車いすの情報を登録できるため,走行履歴を閲覧する時は自分の車いすに合わせてフィルターにかけることも可能である.ただし,Dさんはもっぱら「all」である.

b-Freeアプリの利用シーン No.3

[車いすユーザーが外出先の事前調査に利用する例]

Cさんはちょっと大きめの電動車いすのユーザーである.普通の手押し車いすで通れるところでも,Cさんの電動車いすでは通れない場所が多々ある.あともう一歩(?)なのに辿りつけない悲しさはもう何度も経験している.だからこそ,絶対に譲れない目的地がある時は入念な事前調査が欠かせない.

Googleストリートビューをひと通り確認して,お目当てのカフェの近くまでは何とか行けそうなことは分かった.ただひとつ心配がある.店内は十分広いのは友人から聞いていたので安心であるが,入り口近くの約3センチと思われる段差と間口の幅がどうやらギリギリのようなのだ.ストリートビューの画像解像度ではきちんと確認できないのがもどかしい.お店の人に聞くこともできるが,車いすの幅を知らせて調べてもらうのは何だか気がひけるのである.できれば,特別扱いを求めずに普通の客として行きたい.

そこで,専用アプリを開いて目的地のカフェを検索した.すると,心配だった入り口の詳細な写真と間口の幅がセンチ単位できっちり公開されていたのである.段差は,これまでの経験から十分に越えられそうだし,間口はあと2センチの余裕がありギリギリ大丈夫だということが分かった.誰が投稿してくれたか,投稿者名はニックネームだけなのでよくわからないが,すかさず「いいね!」を押して見知らぬ誰かに感謝した.投稿者名のリンクをたどると,投稿者のBさんはどうやら200箇所を超える情報を投稿しているようだ.きっと今日もBさんの情報は誰かの役に立っていることだろう.

目的のカフェでは楽しみにしていたパンケーキと美味しいコーヒーを楽しめた.この経験は自分だけモノにしてはもったいないので,車いす目線からの入り口の段差の写真と,ギリギリ通過している時の動画を撮影してその場で投稿した.おまけにパンケーキも写真もいっしょに.

数日後,この写真と動画に,車いすユーザーと思われる人からの「いいね!」が押されていた.Cさんの何気ない日常の経験も人の役に立つ.アタマでは分かっていたけど,実際に役に立ったと思うとやっぱり嬉しいもののようだ.